ネイチャーワークスのコンサルティングは、”プロセスコンサルティング”になりす。
近年注目されている方法論ですが、流行だから採用したわけではありません。ネイチャーワークスは企業の問題解決に実効性のある関わり方を探求してきましたが、当社の行動様式が、同業であるはずの他のコンサルタントと異なっていることがよくありました。相違に気づいた時には、当社のやり方が間違っているのかと自問しました。しかし、クライアントの変化成長、環境への適応、といった”成果”に焦点を当てると、当社の関わり方には実効性があります。であれば、他に流されず、今までのやり方を貫くしかありません。ではその”やり方”って何?どう説明すれば良い?言葉にできないもどかしさを抱えながら長らく模索した結果、「プロセスコンサルティング」にたどり着きました。
ネイチャーワークスがこだわってきた在り方、リーダーシップスタイル、チームの作り方、問題解決の手順などが、そこではすでに体系的に研究され、方法論としてまとまっていました。
ネイチャーワークスは体験学習を重視します。コンサルティング技法も、体験の中から生みだし、それを理論で整えて普遍化しています。手間がかかる学習方法ですが、しっかりとした技術を身につけるには、近道はないと思うからです。ヒマラヤの高峰でも、登るのは一歩一歩。その遅々たる歩みが、プロセスコンサルテーションという方法論に出会うことによって、長足で進化しました。
プロセスコンサルテーションと他のコンサル手法との違いは下記を、プロセスコンサルテーションがどのように進むかはコンサルティングの流れをお読みください。

コンサルティングは次の4種に分類されます。
1、専門家型
2、医者ー患者モデル 検査・診断・処方型
3、  同      作業支援型
4、プロセスコンサルテーション

1、専門家型は、クライアントが問題をよく理解していて、どの解決方法が最適かもわかっていて、ノウハウだけがない、という場合に良いコンサルタントです。システムを導入する際にベンダーから派遣されてくるシステムエンジニアや、家を建てる時に相談に乗ってくれる建築家が、専門家型コンサルタントの典型でしょう。システムエンジニアなら、こういうシステムが欲しい、というオーダーに対して、要件定義をして、どういう設計をし、どう進めるか、また工数や費用がどのくらいかかるか教えてくれます。建築家であれば、好みの住宅を聞いて、安全上可能な建築物になるのか、その土地で立てるならどういう形になるのか、様々な検討を加えて、計画を立ててくれます。問題も解決法も決まっているときは専門家に頼むのが効率的です。

2の医者ー患者モデルの検査・診断・処方箋型は、クライアントに症状の自覚があって、問題の原因や解決法がわからない時に活用されます。最も普及しているコンサルタントのイメージです。すばらしく頭のキレるMBAホルダーが横文字を並べてプレゼンする、外資系コンサルタントのイメージですね。
大企業の場合は、社内に十分な能力リソースがあるため、コンサルタントが調査分析し、戦略立案し、提案書を出して終わることがあります。しかし中小企業はコンサルの処方箋に即応できる人材があまりいないのが普通。処方箋は出すが治すのは自分でやって、という医者では頼りになりません。やはり治療までやってほしいと思います。
実のところ、大企業相手でも、提案だけすれば良かった時代は90年代までと言われています。いまだに提案書を出すことで仕事をしたつもりになるコンサルタントがいることが不思議ですね。解決法を明らかにするだけでも結構な作業負担なので、コンサルタントの側に立てば、なんだか頑張った気になるのもわかりますが。
実行されない提案は無駄なコスト。提案後の実行に手を出さないのは、少々無責任ではないかと思います。昔のパソコンはマニュアルが難しすぎて使えず、邪魔くさい金属の箱になってしまったこともありました。できないのに買った自分が悪かったと、がっかりしながら放置した人も多かったのではないでしょうか。コンサルタントはこういう提案の売り方をしてクライアントをがっかりさせてはいけないと思います。

中小企業の社長に重宝がられるのは、3の医者ー患者モデルの作業支援型。提案後に、汗かき手を出し、問題解決に奔走する人です。「私が解決します!」というタイプ。こう言われれば心強いですね。いわば用心棒のような人。ところが、初めは「先生」と呼ばれて下にも置かない扱いをされていたのに、だんだん「あれもやって、これもやって」と作業者扱いになってしまうのが、よくあるパターン。コンサルタントとは名ばかりの、下請け、外注先になってしまうことがあります。いわば便利屋さんですが、社長にとっては存外ありがたい存在なので、顧問契約に発展することもあります。地域で活動する町医者的立場ですね。中小企業診断士の本来のあるべき姿はここかもしれません。便利だからと言って使用人扱いせず、かかりつけの町医者程度に尊敬してくれると嬉しいです。ただし、この場合でも医者ー患者モデルであることに変わりはないので、先生がいなければ問題は解決しない状況は続きます。

従業員が自分たちで問題解決できるようになれば、医者にかからない体質に変えることができます。それを目指すのが、4のプロセスコンサルテーションです。自己治癒力を高めるわけです。コンサルタントは、現場から症状や問題意識を聞き、現場とともに考え、客観的かつ専門的な視点でフィードバックしていきます。答えはコンサルの頭の中ではなく、現場にあると考えているからです。問題について一番よく知っているのは現場の人、そして最も解決力があるのも現場の人、と考えています。製造であれ販売であれサービスであれ、その業務については技術を持たないコンサルタントが、現場の人に代わって仕事に入ることはできないのですから。
ネイチャーワークスのコンサルティングはプロセスコンサルテーションです。なぜこの方法論を選択しているのか。それは10年に渡るコーチングととチームビルディングの経験から答えはクライアントが持っているということを強く実感しているからです。当社には人を活かすというミッションがあります。従業員の皆様が、持っている力を十全に発揮し、ご自分の問題意識を現場の仲間と共有し、建設的に議論することができれば、業務上の問題解決だけではなく、人間関係も改善します。その結果、心の健康度が高まり、意欲が増し、良いアイデアが出て、業務が改善し、収益が向上します。
プロセスコンサルテーションは長期的な視点でもコンサルティングです。緊急事態であれば、上からの強制が必要なこともあります。しかし、平時から指示命令ばかりでは、指示待ち人間を育ててしまうことになります。プロセスコンサルテーションは、自ら考える従業員を育てます。問題解決と並行して人材が育ち、学習する組織が作られていく、体質改善的なコンサルティングなのです。

以上、4つのコンサルティングを解説しました。御社はどのタイプのコンサルティングを選びますか?御社の環境や現状を踏まえ、最適なコンサルティングをしてくれるコンサルタントを選んでください。